ビルメンユニオン結成 2004年9月

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 2005-02-01
 下町ユニオンでは昨年(2004年)9月26日、ビルの受変電・空調・給排水といった設備管理や清掃、警備、さらにマンション管理なども含めた職域分会として「ビルメンテナンスユニオン」を結成しました。
 ビルのオーナーからの業務委託によって仕事をしているこの業界は、このところ入札でのダンピング受注、委託契約金額の切り下げなど、一番弱い者へのしわ寄せを受け続けています。残念ながら経営者達は業界秩序を確立するのではなく、経費の80%を占めるとも言われる人件費の縮減で乗り切ろうとしており、他業種からの転入者が多い中高年労働者の初任給は低下傾向に歯止めが掛からず、社員の有期雇用化、パート・アルバイト化、という労働者の使い捨てを一方的に進めてきている状況にあります。二つの職場を掛け持ちしてようやく月十数万円の賃金になるという清掃労働者、子供を育てるためにはアルバイトに励まなくてはならない設備管理労働者、同じビルの中で働いていても、大企業社員とビルメン労働者とでは天と地の差があります。
  れまでも下町ユニオンでは「設備管理員の仮眠時間は労働時間」であるという2002年の最高裁判例を活用し、ある分会では過去分の精算や当直手当の増額など一定の成果を勝ちとってきましたが、ビルメン労働者の解雇など相談事例の増加に伴い、月一回のビルメン交流会を昨年3月から開催し、それをビルメンユニオン結成に発展させました。まずユニオンを必要としている人々にこそ、ここにユニオンが存在していることをぜひ届けたいという思いから、ビルメンテナンス業務に必要な様々な国家資格の試験会場で、リーフ配布を行なってきました。その結果、新たな仲間と少しずつ繋がりが広がっています。
 様々な職場の状況を聞き、あるいは仕事のやり方を紹介し合うだけでも十分意義があり、設備管理職では交替制勤務の特性を生かして他企業の団交に参加したりと、企業内組合ではない、ユニオンならではの立場は生かされています。また、企業を移ることも多いビルメンテナンス労働者には個人加盟の労組が適合しています。賃上げを要求するにしても、対個別企業ではなかなか埒があきません。私たちの仕事への正当な社会的評価を要求し、入札制度を価格だけでの判断から総合的な評価に変えさせたり、生活できる賃金を誰にも保証すべきだという「リビング・ウェイジ」の観点からも運動を進めて行かなくてはならないと思います。そのためには、全国のコミュニティユニオンに加入しているビルメンテナンスに携わる方々とも交流ができたらいいなと、考えています。
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