第38回ビルメン協会実態調査報告書から
カテゴリ :ビルメン業界
トラックバック(-)
コメント(-)
2008-05-01
下町ユニオンニュース 2008年5月号よりビルメンの業界団体である「全国ビルメンテナンス協会」では一九六八年以降毎年十二月に実態調査報告書を刊行している。最新刊は二〇〇七年十二月、第三十八回調査である。その報告書を参考に業界の様子を紹介したい。この調査は三〇五八事業所を対象にしているが今回の回収率は43.8%、三年連続の低下だという。また、最近は協会に加入しない業者も増加していると考えられるという。
■ 中小規模の事業者が多い
資本金の規模では一千万〜一五〇〇万円未満が48.6%を占め、二〇〇〇万円未満で全体の約六割、少数の大規模会社があるため単純平均では五〇四一万円となる。常勤従業員規模でも一〜五〇人が43.6%。一〇一〜三〇〇人が23.1%、五一〜一〇〇人が20.5%となっている。※清掃専門の小企業が多いと実感しています。パートアルバイト中心に人件費を抑えるので清掃は儲かる、様々な資格保持者が必要な設備管理は人件費を削れないので儲からない、といわれています。
■ パートが主流化
二〇〇五年以来パートタイマーの数が常勤者を上回っている。
■ 増収率はやや増加
売り上げの増加率は一九九〇年(12.4%)をピークに一貫して低下し、二〇〇二年には0%を記録したが、翌年から1%未満ながらプラスに転じ、二〇〇六年度では1.9%となった。
■ 契約改定時の金額の改定率は一九九二年頃までは上昇していたが以降は下降、一九九八年には官公庁、民間共にマイナスとなった。マイナス幅は二〇〇五年からやや小さくなってきている。
■ ビルメン業務の売り上げの六割超は清掃
売り上げの構成比は一般清掃業務が62.9%、設備管理が17.6%、警備・駐車場管理が8.5%となっている。大規模会社ほど清掃の比率が低い。※ビルメン業務以外の改修工事等を請け負わないと「儲かり」ません。
■ 中小企業ほど官公庁の仕事(入札)の比率が高い。
■ 全国平均、年間74.2人退職し、82.2人採用
東京に限れば、一事業所当たり、採用196.1人、退職179.1人です。
■ モデル賃金
常勤、年齢55〜60歳程度、勤続2〜3年の方の基準内賃金(残業などのぞく)。清掃で平均一七九六三〇円、(北海道一五三六九六円、東京二〇二五三二円)設備管理(電気主任技術者)で平均二三六六七八円(北海道一九八六〇七円、東京二六八八九二円)、警備・駐車場管理で平均一七七五七円(北海道一五七〇九一円、東京二〇二一六九円)
清掃と設備管理で前回調査より低下、清掃の二〇〇一年調査では平均一八三八九八円
■ 人材不足
一番の悩みは前回同様「価格競争が激しいため収益率が落ちている」だが、「作業員が集まりにくい」が二位に上昇、東京、中部北陸では一位になっている。
※求人広告の状況から実感しています。 by石頭

↑クリックすると拡大画面が開きます


