官製無権利労働者 ―― 非正規雇用は捨て駒なのか

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 2007-12-01
下町ユニオンニュース2007年12月号より

 「あんたは同期でも同僚でもなんでもない、会社に報告してやればそれで終わりだ」「お前のことは評価していない」「雰囲気が悪いから取り替えてもらう」「態度が改まらないようなら取り替えてもらう」「この仕事がやりたくないならやらないでいいようにしてやる」「受付の女の子がものの一週間で理由も分からずにクビになり泣いていた」「三ヶ月契約の事務の人が守衛の人に今日までですからと言って名前も知らず送別会も無いままやめていく」 みな、設備管理員の私が、派遣先で言われたり見聞きしたことです。
 まったく酷いものです。これが人間の社会なのかと思います。会社で働いている父親が家に帰って子供に言うことは、きちっと正社員として働ける職に就けということだと思います。同じ一つの釜の飯という言葉がありますが、同じ一つの会社、同じ一つの事務所、同じ一つの工場の中で、同じユニフォームで、同じ汗をかき、共に働いていても、派遣、下請、偽装請負、外注(こういった詐欺まがいの手口をアウトソーシングと言う)は理不尽なほど不利な扱いと安い単価で働いています。いつクビになるかも分からない、解雇理由も分からない、ボーナスもない、昇給もない、社会保険もない、有給もない、職場で働き方を改善することも出来ない、ものも言えない、会社のメンバーとして参加することが出来ない、パワハラ、セクハラ、等々、単に安く使い捨てに出来る労働力としてしか考えられていません。不利な条件だけを特定の人に押しつけるものになっています。こうした非正規雇用は正規雇用から切り替えて増やされています。
 人間は木や石でも鉱石でもありません。安定して働いて、自分と家族を養っていく。今も昔も米何升を糧に暮らしています。合理的な理由もわからないまま、いつクビにされるかわからないようでは、勤労権の侵害、生存権の侵害でしょう。非正規雇用は産業のための捨て駒にされています。まさに政策としてとして無権利な働き方にされています。企業から見ればこれほど使いやすい雇用はないわけです。通常に五年十年以上も営業している企業の派遣契約といった常用代替はきちっと取り締まるべきだと思います。それでなければただピンハネされているだけになるでしょう。派遣法は汗して働く人の為の法律にはなっていません。 by(ワークマン)

■11月11日(日) 冷凍機試験会場(東洋大学白山校舎)で宣伝リーフを配布しました。今回も4名で約700枚配布。参加した方お疲れ様でした
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