和解、新しい職場に向けて

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 2006-09-01
下町ユニオンニュース 2006年9月号より

和解、新しい職場に向けて

 私は団交争議行動後今の現場に戻って二年、いろいろなことがありましたが、このたび会社とのあいだで和解が成立しました。まあ私自身正直ほっとしたという感じです。現在は次の仕事探しに奮闘中です。
 私が働いていたのはホテルN東京ですが、この業界では一般的に総合ホテルはきつい現場と言われています。そのなかでもホテルN東京はいろいろな面でその代表格のような存在です。すべての作業アイテムでロットが細かく、その上予算の都合でいつも余裕を持った注文をしてくれないから、備品類は慢性的な在庫不足です。修理備品がないのにすぐ直せ!ですからまいります。予算面ではおそらく修理備品など優先順位の最後に位置付けられているのでしよう。
 見た目だけは豪華さを求めて建てたので、天井がかなり高い現場です。照明の球切れ一個でも球交換をすることを求められているので、9尺(2.7m)以上の脚立や垂直リフトなどを出し入れすることが多く、ある意味、常に危険と隣り合わせの現場ともいえます。
個人的にはホテルの仕事自体は決してきついとは思いませんが、厨房や宴会場などすべてに対応しなければならない面が総合ホテルの大変さです。特に厨房の深夜作業は最悪です。夏場でも空調が止まっているので、誰もいない中、蒸し風呂に入っているのと同じような状態で黙々と修理しなければなりません。厨房機器の修理は困難な作業がほとんどで、マニュアルを見ながらの作業になり時間も非常にかかります。そういう現場にかぎって簡単に業者は呼んでもらえません。的確に修理箇所の特定をした上で、業者でしか修理できないもののみしか業者は呼べません。なんでも業者まかせにできるほど甘い現場ではありません。この業界に就かれているかたで仕事をお探しのかたは厨房作業の多いところは避けたほうがいいと思いますよ。
それとN東京ではISO取得の関係で省エネに勤めなければなりませんが、これがまた癖もので省エネとお客様へのサービス向上の狭間で常にいやな思いにさせられるのも中央監視という仕事のひとつです。温暖化で毎年どんどん夏は暑くなる傾向にあるのにエネルギー使用量前年対比マイナス6%なんてはっきりいって無理です。かたや宴会サービスなどからは暑い暑いのクレームをいわれ施設関係からは前年対比が厳しいからエネルギー削減しろ!ですからたまりません。いつの時代もそうですが最終的には末端の人間に負担がかかり責任を取らされているのがこの業界の現状でもあります。
今はこういった状況を考えながら次の仕事探しに奮闘中です。
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